Google「Nexus One」の原価は約1万5000円
米iSuppiがGoogleのAndroidケータイ「Nexus One」の原価分析結果を発表しました。
この調査によると、「Nexus One」の部品そのものコスト、つまり原価は約1万5847円(174.15ドル)であることが分かり、Googleがオンラインで販売している小売価格(サービス契約なし)の529ドルとは大きく乖離しているとのこと。
iSuppliの分析結果によれば、「Nexus One」に搭載されている部品で最も原価が高いのはQualcomm製のCPUである「Snapdragon」で推定原価は約2775円(30.5ドル)。これは「Nexus One」の原価全体の約20%を占める割合となっています。
次に高額なのはSamsung Mobile Display製のアクティブ・マトリックス式有機ELで推定原価は2156円(23.7ドル)となっています。
余談ですが、iSuppliが発表した「iPhone 3GS」の部品原価は1万5693円(172.46ドル)となっています。
こうしてみると、「Nexus One」は部品コストに対して販売価格が高すぎるようにも思われますが、小売価格にはマーケティング費用なども含まれているため、利益率が大きいとは必ずしもいえないとの意見も出ているようです。